【三重県】釈迦ヶ岳山行レポ~朝明渓谷駐車場発着~

日常

こんにちは。ぽにこです。

今回は、鈴鹿セブンマウンテン釈迦ヶ岳へ登った時のことをご紹介いたします。

この山に登るにあたり、悩んだのがコース選択でした。なんと沢山のコースがあること!北から、東から、西からだけでも迷うのに、どの尾根を通るか、どこまで回って下山するか、それぞれのルートの特徴をほかの人のレコを見て調べました。

結局選んだのはレコの通り、朝明渓谷駐車場スタートで、中尾根を登りハト峰峠を朝明渓谷に向けて下るルートにしました。正直を言うと、金山まで行きたかったのですが、翌日仕事が待っていたので大事を取りました。

さて、この釈迦ヶ岳で、なんと鈴鹿セブンマウンテンを6座制覇することとなります。近畿東海エリアのハイカーなら一度は聞いたことのある、鈴鹿セブンマウンテンの制覇まであと1つ!

今年中に達成できればいいなと思います。私はこれで6座ですが、旦那はまだ5座目、竜ヶ岳に行っていないので、雨乞岳の前にそっちかなぁとうっすら思っています。

紅葉か、緑の残るいい時期に、竜ヶ岳の広い稜線を見せたいなと思うのです。私が行ったときは夏だったので、直射日光がとてもしんどかったのですが、10月くらいだと丁度いい気がします。なんとなく(笑)。

ということで、前置きが長くなりましたが、登山レポ釈迦ヶ岳編です。山飯はホットサンドです。よろしくお願いします。

ヤマレコURL:https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3548713.html

記録ID: 3548713

さて、朝から雲一つない大晴天の山日和、昨日の雨と今日の日差しで、蒸しっと暑くなりそうだと思いながら、朝明渓谷駐車場につきました。読み方は「あさけ」です。「あさあけけいこく」と検索してもナビには出てきません。

朝明渓谷の麓、ないし鈴鹿山脈の麓は朝の7時ごろ、すごい霧に包まれていました。上空の空は晴れていたので、日が昇ればきれいに晴れるだろうけど、登り始めは霧の中かなと思っていました。

しかし、駐車場が少し高いところにあるためなのか到着すると全く霧は無くきれいに晴れております。これは期待できるなと嬉しくなりながら、前回同様蛭対策スプレーをふり、管理人のおじさんに駐車料金を払い、お手洗いも済ませて出発しました。

駐車場最寄りの登山口は、藪の中を通っていきます。朝の木漏れ日がとてもきれいなのですが、いかんせん朝露と蜘蛛の巣が多かったです、、、。

ぽにこはどうにも蜘蛛が苦手で、あの意外と硬くてまとわりつく糸、蜘蛛の動き方、巣の張り方。

もうすごく嫌いです。そりゃ虫を取ってくれるのはありがたいはずなのですが、そんなことがすべてどうでもよくなるくらい、嫌いです。

藪を抜けて、川を渡り、中尾根へのとりつきから山道に入りましたが、なんと蜘蛛の巣の多いことか、、、。駐車場に車が20台ほど先に停まっていたので、私たちが着いた頃に出発している団体もいたので、我々がこのコースの先頭じゃないだろうと思っていたのですが、今日はだれもここを通ってないんじゃないかというくらい蜘蛛の巣がルート上にかけられていました。彼らはどこへ行ったんだい。もう無理です。

そういう理由で、今回は珍しく旦那が先頭で進みました。いつもはヤマレコを起動している私が、ルートを確認しながら先導しますが、蜘蛛がいちゃあ無理ですね、田舎育ちで畑に囲まれて育っても、無理なんです。

そんなこんなで進んでいったのですが、この中尾根、とても歩くのに気持ちの良いルートでした。山頂までのアップは650mほど。藤原岳の1000mアップを思うと、そこまでハードではないですね、というか藤原岳の1000mアップはしんどすぎます(笑)。

そこまでではないとはいえ、急登が続くのでしんどいはしんどいです。足に負担は来ます。しかし、明るい山の尾根歩きなので、風が通り、垣間見える景色も良く、景色も道も変化が多かったので退屈せずあっという間に山頂でした。

釈迦ヶ岳の山頂は、最高点の先にあります。どちらも景色が良く、達成感は十分ですが、釈迦ヶ岳山頂のほうが北側の景色が素晴らしいです。

天気が良かったので、気持ちよく見渡すことができました。靄がなかったら八ヶ岳も見えるらしいですが、それはみじんも見えませんでした。

さて、山頂を満喫して尾根歩きを続けます。次は猫岳です。何がどういう風に猫なのか、終始わかりませんが、猫岳です。きちんと管理された、風の通りが良い山の尾根は、涼しく木漏れ日がきれいで、尾根歩き至福の時ですね。

猫についたら先行ご飯にしよう、ホットサンドは後にしてカップ麺を食べよう、と鳴り出すお腹の虫の様子を見ながら旦那と話しているうちに、猫岳到着です。

ぽにこがコンビニで今朝選んだのは、京風肉うどん、旦那はカップヌードルのシーフード×カレーです。やれ楽しみだ山頂飯と、いそいそとザックを下ろし広げていると、旦那の顔が固まりました。

「あ、ボンベ忘れた」

なんと、そんな悲しいことがありますか。ボンベがなけりゃ湯も沸かないし、サンドイッチも焼けません。なんてこったと山の上で大笑いしました。

無いものはしょうがないのですが、救いだったのは、旦那が予備にと、おにぎりを1つ余分に買っていたことと、お湯が沸く時間を短縮するために保温タンブラーにお湯を入れてきたことでした。

カップラーメンは熱々じゃなきゃいけないけど、うどんならまぁ、ぬるくてもいいだろうと、謎の根拠でぬるいお湯で調理されることになった肉うどん。

ただでさえ温度が下がっているお湯なのに、蓋のオープンをしくじり、見事に蓋に亀裂が入りました。温度下がり放題、笑い放題です。

タンブラーのお湯をそそぐと、ちょうど一杯分でお湯が売り切れました。へたに半分ずつ、2個の麺に注いだりしなくて本当によかった。

おにぎりをほおばる旦那を見ながら4分待ち、破れたふたを開けて麺をかき混ぜると、なんとも硬そうな麺が、滑らかに動けず固まって持ち上がりました。何とかほぐしてすすると、初めて体験するアルデンテなうどんだこと。でも、不思議と悪くない。何がどうイケるのか、全然わからないまま「意外とイケるね」などと笑いながら、40度あるかないかわからないうどんを平らげました。

ホットサンドはというと、ホットじゃないサンドでも食べられる具材でしたが、イマイチ食べる気になれず、予定よりペースが速いのをいいことに、下山後、お風呂の後で昼兼夕飯を食べよう、ということになりました。

ホットサンドは旦那の弁当行きです。

そうして短い昼休憩を終え、ハト峰峠向けてまた尾根を歩きます。猫岳への登りがあったものの、釈迦ヶ岳からずっと緩やかな下りの尾根歩きが続きます。

ハト峰峠が次の目的ポイントなのですが、この表記がなんともわかりにくい。山頂の岩に刺さっている看板には「羽鳥峰」、道しるべには「羽鳥峰峠」、ルートマップには「ハト峰峠」。とにかく「はとみねとうげ」なのです。

ここからは朝明渓谷向けて、谷ルートを降りていきます。谷なので、水の流れる横を歩きます。ところどころぬかるみもありましたが、涼しげな流水音とともに歩くのは気持ちがいいですね。

一か所、先行の旦那がテープを見失い、ルートと平行に走っている超絶ぬかるみ谷溝に入り込んでしまい、片足がグロッキーに泥に沈みました。なんとも気持ちの悪い感触です。

運よくすぐ後にきれいな川が流れていたので、靴の泥を落とすことができました。さすが撥水スプレーをした我がシューズ、あっという間に乾いてくれます。

皮を越え、谷を越え、学習ゾーンとやらの芝生公園を抜け、とうとう舗装路に出ました。

ここからがまた長かった、、、。横に流れる渓谷がなければ、本当に退屈なアスファルトです。トレッキングシューズを履いていると、舗装路より土や岩場のほうが歩きやすいと思ってしまう不思議。

かつての山小屋や、現役のキャンプ場を横目に、やっと駐車場まで帰ってきました。

やれ着いた着いたと喜んでいると、なんともにぎやかに鳴り続けるクラクション音。というか、異常音。車をロックした状態で、内側からドアを開けると鳴るやつ、あるじゃないですか、あれです。登山客のものと思われるXVが、ランプを点滅させながら、それはもう一所懸命鳴いていました。管理人のおじさんと目が合うと、たまんないねえといわんばかりの苦笑い。

おそらくですが、先にもぬけの殻になったXVに、靴を履くときにバランスを崩したか、ザックが当たったかで、衝撃が加わったのだろうと思います。だとしたら少なくとも、午前中から3時間以上は鳴り続けているんじゃないでしょうか。バッテリー上がっちゃいますぞ。こんなところでバッテリー上がったらたまんないですね。楽しい山行が最後の最後で、、、。

とりあえず、管理人さん含め、今のぽにこらは無力です。XVの主に「どんまいです」と心の中でつぶやき、湯の山温泉へ向かいました。

湯本グリーンホテルは、800円/人で露天風呂が気持ちの良い、年季の入ったきれいなホテルでした。

あとは「たぬき庵」という、たぬきだけど鴨料理が売りの蕎麦屋?鴨料理屋?で鴨そばを食べ、コンビニでアイスを買い、帰りました。

鴨そばもアイスもとても美味しかったです。鴨っていいですな。あの肉感、しっかり風味のあるダシ、たまらんです。

では、長くなりましたが今回の山行はこの辺で終了です。

所感として、アクセス面、設備面、ルートの状態、すべて考慮しても大変良い山でした。これまた特徴的な鈴鹿山系ですね。

ありがとうございました。

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