【三重県】入道ヶ岳&鎌ヶ岳周遊 その①蛭の襲撃編

登山

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記録ID:3197028

今回は入道ヶ岳から鎌ヶ岳を周った時のことについてご紹介いたします。

メンバーは3人、ぽにこと旦那とぽにこの父(以下「ぽに父」)です。

この山行で印象に残っているのは、トップ2で「蛭の襲撃」&「旦那の足攣り」ですね。

長くなるので、前半は「蛭の襲撃編」です。

みなさまも、山蛭にはくれぐれもお気を付けください、、、。

詳細なルートや画像はヤマレコに載せていますので、ここでは私の所感、記憶に残っていることを書いていきます。

入道が岳は、昨年の幸先詣で訪れた「椿大神社」の奥宮のある山です。有名な画としては、木のない広い山頂に海を向いてたたずむ鳥居ですかね。

そこだけでは3時間程度で下りれてしまうので、そのまま尾根歩きで鎌ヶ岳まで行こうということになりました。

コースタイム約8時間

入道が岳山頂への登りと、鎌ヶ岳山頂近くのアップダウンが少ししんどそうですが、尾根歩きも多く期待を大きくして向かいました。

駐車場は「宮妻峡駐車場」です。すくそばに「宮妻峡キャンプ場」があります。

狭い駐車場ではありませんが、ハイシーズンにはすぐにいっぱいになってしまうんだろうなという感じです。ただ、入道ヶ岳&鎌ヶ岳の両方を目指す人にうってつけですが、鎌ヶ岳のみ、入道ヶ岳のみには向かない駐車場なので、我々が行ったときはガラガラでした。

おそらくこんな時でも御在所岳の中道へ向かう「割谷駐車場(一の谷山荘のあるところ)」やそこへ一般道から入るフリーの駐車場は満員なんだろうなと思いました。そこからも鎌ヶ岳へは行けるのです。何ならピークへはそちらのほうが近かったり。

でも今回は2山を周遊するコースだったので、この駐車場にしました。空いててよかった。

空いてた原因として、おそらく前日までの雨の影響も大きかったと思います。

この時は当日までの一週間、結構な降水量だったようで、後程わかりますが増水を心配しての危険をされた方もいたのではと。

そんなこんなで登山スタート。到着時にいた別のグループは、違うルートの様でした。

入道ヶ岳に向かったその矢先、早速トラブル発生です。

キャンプ場の脇を抜けて小川を渡るのですが、いつもなら問題なく渡れるはずの小川が、立派な川になってらっしゃる!

ぜんぜん石(飛び石)ありませんやん、、、状態です。

上流からはたっぷりのきれいな水。無情にも何と涼しげできれいなことか、、、。

「きっとたぶん、これが飛び石(だったもの)」を選びながらまずぽに父が渡り、次に旦那が渡りました。「いいなぁ身長があるとリーチが長くて、その足幅、絶対届かんやつやん」状態でしたが手を引いてもらい、第一関門は突破!

よかった良かったというてたのもつかの間、本当につかの間、また川を渡る場所が出てきました。

先ほどの倍以上の川幅で流れもしっかり、通常時の水量も飛び石の痕跡も全然わからない、もはや普通の川。

右手には勢いよく水を供給してくれる立派な砂防ダムが。

逆に決心がつきますね。靴と靴下を脱いで渡りました。

全然汗かいてないけど冷やっこい水でクールダウンしながら渡り、靴を履きなおして再スタートしましたが、おそらくこれがいけなかった。

蛭の襲撃の始まりです。

いよいよ入道ヶ岳へ入り込み、スタートいきなりの急登を登り始めた頃でした。ぽに父が「蛭がおるから気を付けや!」と一声。

私にはよくわかりませんでしたが、二人いわく、地面のいたるところにそれはそれは元気な蛭が触角を伸ばしていたというのです。

なんと気持ちの悪い。

ズボンに付いていた蛭に気づいたぽに父の忠告により、全身をチェックし、そのまま進みました。

少し開けたことろに出たとき、先頭の私に後続の旦那が一言「ダンゴムシ?ついてる、、、蛭や!」

ひょえええと、なんと首筋に蛭が付いていたのです。はじめはほくろかと思ったらしいのですが、そんなところにあったっけ?ダンゴムシ?蛭やん!という思考の巡りで発見された首筋の蛭。タオルで払ったくらいでは取れず、つまんで捨ててもらいましたが、あの吸い付かれたわずかな感触が記憶に残っています。きもちわり。

その後が大変、傷口は小さいのですが、なかなか血が止まりませんん。蚊と同じく凝固防止剤を入れられたようです。絆創膏の脱脂綿部分がすぐに血で満たされました。

もう一度チェックし、入道ヶ岳の山頂までもう少しといったところで、また旦那からの一声「ふくらはぎめちゃ腫れてる!」

ぎょぎょぎょと驚きふためき、インナータイツを履いたふくらはぎを見ると直径5㎝程のふくらみができていました。なじゃこりゃあとなりますな、これは。

慌ててインナータイツをめくりあげるとなめくじのような太った蛭が出現、さっきと同様払っても落ちず木の枝で対処しました。そしてやはりさっきと同様、血が止まりにくい。心臓より下にあり、しかも絶賛筋肉稼働中のふくらはぎです。めちゃくちゃ血流が良くなっててなかなか止まりませんでした。

ちなみに、肌の露出が無いようにインナータイツもインナーシャツも着ていましたし、シャツinもしていました。首のやつは上から降ってきたのか枝から来たのかどちらかだとして、ふくらはぎのやつはいつの間に、、、と、思い返すと心当たりはあの川渡のみ。

ゴミが付いたまま靴や靴下を履くのは嫌なので、しっかり拭いたつもりですがズボンやザック、靴のどっかしらについていたのだと思います。大きくなれば存在感がありますが、小さなしぼんだ蛭は本当に枯草と見間違うほど小さく見つけにくい輩です。

改めて防虫、防蛭対策は重要なんだと身をもって知らされました。

入道ヶ岳山頂につき、鳥居で写真を撮り、まだまだこれからの長い道のりを想いつつしばしの休憩です。

休憩が終わり、さあ出発するかと立ち上がった時、旦那の腹部(ヘソから左に10㎝程)に謎のシミを発見!!もしやと思い服をめくると、、、いました。想像以上のまんまるなめくじ状の蛭です。丁度、ザックの腰ベルトが当たる部分だったようで、満腹すぎて圧迫されるたびに吐き戻していたかのような服のシミでした。こいつは本当にデカかった、、、。

旦那の蛭被害はこの1回です。ただ、この1回が大きく、全然血が止まりません(案の定)。絆創膏2枚で対処しても染みてくるので、まさに「腹部を刺された人」でした(笑)。すれ以外の人が見たらびっくりされること間違いなし、下手したら通報されるレベルのシミに大笑いしながら「妻に刺された旦那を演じながら進みました。

入道ヶ岳から尾根伝いに水沢峠を目指します。痩せている部分も多く、細い尾根でしたがアップダウンはそこまで激しくありません。風化の進んでいる山というのがよくわかる尾根で、がけ崩れや風化で砂がなくなり、穴の開いた木の根元などが多数見られました。

サクサク歩いていると、今度はぽに父からストップの声がかかりました。

靴を脱ぎだし、発したのは「ずっとぐにぐにしたものを踏んでる気がする」。・・・それ絶対やつですやん。

案の定、コロンと出てきたのは石ではなく蛭。傷口を見るに、靴下の上から幾度となく足首に噛みつこうとし、あげく靴の中に転げ落ちてしまったようでした。いつからそうなっていたのか、どのくらい吸われたのか不明ですが、血は止まっていたのでそんなに長い時間ではなかったのでしょう。何度もトライされた傷は、蛭特有の「Y」の字のなりそこないが多数つけられていました。

つぶれなかった蛭、まじでどうなってんだ、、、そんな蛭の生態に驚きながら改めて変な生き物だと思ったぽにこです。

では、長くなりましたが山行はここで一旦区切りとさせていただきます。

後編の「旦那の足攣り編」もよろしくお願い致します。山飯についてはそちらでお送りします。

ありがとうございました。

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