【滋賀県】藤原岳 裏登山道登山レポ 昼飯はキーマカレー

登山

こんにちは、ぽにこです。

今回は鈴鹿セブンマウンテンの5山目、藤原岳に登った時のことについてご紹介いたします。

鈴鹿セブンマウンテンとは、鈴鹿山脈にある代表的な7つの山で、どうやら1964年に新聞社とテレビ局と鉄道会社が企画したイベント「鈴鹿セブンマウンテン登山大会」が発端だそうです。(参考:https://sotoyamaasobi.com/mountain-area/suzuka-seven/)

北から順番に藤原岳、竜ヶ岳、釈迦ヶ岳、御在所岳、雨乞岳、鎌ヶ岳、入道ヶ岳となっていますが、なぜ御池岳が入っていないのとか、霊仙山は?とか、そういうとこは一切わかりません。すみません。

でも鈴鹿10座というのもあるみたいです。そちらは東近江市が平成27年に作ったもので、御池岳ほかが含まれているみたいですね。

さて、その鈴鹿セブンマウンテンを少しずつ制覇しているわけですが、今回は最北の藤原岳を制覇してきました。

御在所岳と藤原岳は下界から見ても比較的わかりやすい山なので、登った後に道路から「あれのてっぺんに行ったんだなぁ」と感慨深く眺めることができます。

入道ヶ岳&鎌ヶ岳に行ったときにとんでもない蛭の襲撃にあったので、今回は蛭対策が第一優先課題でした。どうやら藤原岳も相当な蛭スポットの様。

ということで調べてみると、虫よけスプレーに山蛭対応のものがあるんだとか。早速ドラックストアに行き、よくある虫よけスプレーを物色。意識していませんでしたが、7本中5本には山蛭への表記が記載されていました。

なんとなんと、全然意識していなかった、、、、。

まぁそういうわけで無事にスプレーをゲットして、スタート間際にしっかりスプレーしました。

ザックにも、シューズのソールにも、足首周りや首筋など、やつらが登ってきそうなところをしっかりガード。

服やシューズがスプレーの成分で少し白っぽくなってしまいましたが、蛭にやられるよりましだと思います。旦那はそれを気にしてか、シューズへは少し控えめにスプレーしました。

しかし、のちにこの差が大きく出ようとは、、、。

裏登山道はあまり草木の手入れがされておらず、腰丈ほどの雑草をかき分けたり、倒木を乗り越える箇所もありました。しかし基本的には6合目までひたすらジグザグな山肌登り。薄暗く湿度の高い谷間を次の「〇合目」という看板を待ち望みながら登ります。

山の中は、案の定たくさん蛭がいました。長い触手をうねうねと躍らせながら捕まる獲物を探していました。

登ってくることはありませんでしたが、旦那のシューズには3度ほどくっついている蛭が発見され、虫よけスプレーの効果の程を知りましたね。私のシューズは一度も蛭の乗船を許さなかったので。

そのあとは、たまにタイツやシューズの蛭チェックをしながら少し開けた6合目にたどり着き、リスの残像を横目に8合目の合流地点を目指します。

8合目で表登山道と合流し、一本道で藤原岳山荘へ向かいます。藤原岳山荘へもひたすらジグザグ登りでした。

標高グラフでルートを見たときに、藤原岳はきれいな台形になります。いや、ほんっとにその通り休む間もなくひたすら登りです。

これは足にきますね。

登ってる間はアドレナリンでも出ているのでしょうか、足の痛みやしんどさはそれなり程度にしか感じませんが、下山ルートの半分を過ぎるころにはすべてのツケがまわってきます。バンビになります。恐ろしや。

そんなことは気にもせず、ぐいぐい上ると急に視界が開けて、藤原岳特有のカルストと草原が広がります。

山荘は今はオフシーズンでしょうか、やっている雰囲気はありませんでしたが、割ときれいそうなお手洗いがあります。山荘から少し離れたところでおやつ休憩をとりました。

久しぶりにコアラのマーチ。しかもちょっとリッチそうなやつ。めちゃくちゃ久しぶりにコアラのマーチを食べましたが、あの空洞のクッキー部分めちゃおいしくないですか?クッキーやサブレ、ビスケットの類のものがぽにこは大好きです。いくらでも食べられます。カロリーさえ気にしなければ。

そのいい香りを放ち軽い抵抗で砕けるクッキーの中にクリームが入っているなど、反則レベルでおいしくなるに決まっています。そんな感動を景色とともに味わいながら休憩を終え、まずは天狗岳を目指しました。

藤原岳は山荘をT字路の突き当りとして、左右に天狗岩と藤原岳山頂の2つのピークを持ちます。わずかに天狗岳のほうが遠いため、先に遠いほうを制覇してからのほうが気楽だということになりました。

今思えば、あの後どんどん北側からガスがかかってきていたので、先に行っておいて正解でしたね。

天狗岩へは地味に距離があります。すぐだろうと思っていたので、「まだかな、そそろそでしょ」と3回くらい思いました。

天狗岩と聞くと、大体が「天狗みたいな形をした岩」か、「天狗がいたらしい(もしくは住んでそうな)岩」ですが、今回は後者の方だったようです。どれが天狗や、、、となりましたが、絶壁の岩場は眺めも良く気持ちの良い岩場でした。丁度ほかの登山者と被ることもなく、独り占めできたので良かったです。

再び山荘まで戻り、目前にそびえる藤原岳のピークとそこへ続く降りと登り。目の前の土の登り道がしんどいのは手に取るようにわかりました。でも行くしかないので進みます。

案の定、滑りやすい急な土の斜面は非常に登りにくく、きついものでした。「最後の最後でしんどいねぇ」とひぃひぃ思いながらも、石垣のような山頂に到着。

山頂は平らになっているので過ごしやすいです。人の邪魔になることなく、座って荷物を広げられます。

今回は白飯+スライスチーズ+半熟卵+キーマカレー(福神漬けとらっきょ付き)でした!

詳しいレシピはこちらに載せています。

山頂で行うのはカレーを温めるだけ。ご飯は常温ですがまぁいいでしょう。具材たっぷりのキーマカレーと黄身がとろとろの半熟卵にチーズのコクと漬物の食感が景色と合わさると、野菜でかさましした適当調合スパイスのカレーでも、ものすごく美味しくなりました。

エネルギー補給の後は、おうちに帰るまでが遠足です。徐々にガスってくる山の中を、表登山道から降りました。の草だらけの裏道はもういいや、、、多少下山後にコンクリートを歩くことになろうとも、、、。という判断です。

展望のない、蒸し暑い、ジグザグの登山道をひたすらひたすら降りていきます。なぜか下りが異常に速いぽにこです。旦那の膝をやや気遣いながら、でも攣ることなく無事に下山。

表登山道は歩きやすくわかりやすいですが、裏登山道よりもなおのこと、展望のない変化もない単調でおもしろみの無い道なので、きちんと草さえ整備されていれば裏から登るほうが楽しいかもしれませんね。

下山後は登山道入り口の小屋のそばに、靴の泥を落とす水場とブラシが置いてあり、とても親切でした。

蛭とかついていたら嫌だし。しっかり泥を落としてコンクリート道を5~10分ほど歩き、駐車場に戻りました。

下山後のお風呂としては、あじさいの里と、あじさいの湯の2つが車で10分程度の場所にあります。このうち、サウナのある「阿下喜温泉あじさいの里(http://www.ajisainosato.com/)」に行きました。

公営の施設で650円と良心的な価格、併設の産直のようなお土産ショップには、竜ヶ岳と藤原岳のピンバッヂがありました。竜ヶ岳のシールも、竜をモチーフにしていてとってもかわいい!ぜひともWholeEarthのクーラーボックスに貼りたかったのですが、旦那はまだ竜ヶ岳に登っていないのでNGでした。

藤原岳のピンバッヂを購入したので、また大きいほうのザックに付けようと思います。

では、藤原岳レポはこの辺で。ありがとうございました。

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