こんにちは、ぽにこです。
今回は2回目の大台ヶ原へ行ってきました。
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記録ID:3654508
前回大台ヶ原に行ったのは数年前、たしか夏だったと思います。今回は秋の、しかも紅葉のハイシーズンの土曜日ということで、きっと混雑するだろうと構えていましたが、いやぁ本当にすごかった、、、。
そもそも、自宅から片道3時間という不利な状況。先週の時点で7時前には満車と聞いており、できうる限りの早起きを頑張りました。3時起床の3時半出発、目標通り6時半につきましたが、なんと一歩違いで満車。駐車場の枠外に止める車はまだおらず、すなおに路駐に従いました。一歩違いくらいならば、5台目程度の近いところでの路駐だったのでまだ良かったです。6時半のビジターセンターはまだ暗く、車の気温計は3℃、しかし恐ろしく冷たい強風で体感は0℃です。車の中で待機し、お手洗いに行ったついでに登山口を確認します。
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車へ戻る最中、お手洗い前やわずかなスペースに駐車する沢山の車を発見。なるほど、こうやって路駐を回避する人もいるんだと思いました。もちろんほかの車の迷惑にならないように気を付けなくてはいけないですけどね。
大台ヶ原の登山口(東大台ケ原)は、日出之岳へ向かうルートへのとても分かりやすい大きな看板によって示されています。しかし、今回はこの混雑を多少なりとも予想していたので、先に大蛇嵓をまわる「シオカラ谷ルート」にしました。
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明るくなってきた7時前に出発すると、暗くて重たい雲は去っていき、晴れ間も見えてきました。
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予想通り人も少なく、谷へむかって景色を見ながらどんどん下りていきます。足元は石が敷かれているので、油断すると足首をくじきそうです。想像の1.5倍くらい下りていくと、眼下につり橋が見えました。
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古くて崩れそうでもなければ、塗りたてピカピカな新しいわけでもない、ちょうど良く景色に溶け込むつり橋です。
つり橋から見えるのは、水量控えめな清流と岩々、そして両サイドの紅葉し始めた木々です。もうそれだけで秘境感がすごい。静かでゆっくりとした穏やかな空気です。
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つり橋で、静かな大台ケ原の谷を満喫すると次は降りてきた分の登り坂です。急登はそんなに長くありません。だらだらとした尾根の登りを進んでいきます。谷間にいたので忘れていましたが、尾根道に出た瞬間思い出す今朝の強風。帽子が飛ばされそうになる冷たい風が容赦なく吹き荒れます。
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しかしその風のおかげで雲が晴れ、吉野方面の美しく険しい山々がきれいに見えました。鼻も耳も冷たく赤くなりながら大蛇嵓を目指します。
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大蛇嵓へ行くには、ルートから外れて岩の先端へ向けてピストンとなります。地図では近く感じますが、意外と先端まで距離があり、3回ほど「この先がいよいよ!」の期待を裏切られました。
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やっとこさ大蛇嵓につくとさすが出っ張った岩です。
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ものすごく風が強い。この時大蛇嵓には、我々2人のほかに3人の親子連れと、大きなカメラを持った単独登山者の方のみで、とても空いていました。
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親子連れのお父さんが先端に行き、写真を撮って戻ってくるのを待って、ぽにこの番です。旦那は後ろでいいとの事だったので、カメラマンになってもらい、1人で大蛇嵓の先端まで行きました。大きな1つの岩の下り斜面、突起は小さく、風が強いので思わず尻すぼみで進んでしまいます。
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えっこらえっこら先端まで行き、体ごと持っていかれそうな風の中崖下を覗きました。そこには強風を忘れるくらい見事な迫力と美しさが広がっていました。これぞ大台ケ原です。この景色をもう一度見たかった。風は冷たすぎますが天気も良く、ここまで遠くまで見れるのは本当に運が良かった、そう思いながらそそくさと先端から戻りました。
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そうこうしている間にも、後ろからどんどん登山者が来るので譲り合いですね。多い時には1時間弱も待つそうです。恐ろしすぎる!
大蛇嵓を過ぎると牛石ケ原の気持ちの良い穏やかな笹の平原が広がります。きれいに高さのそろった笹は本当にカーペットみたいでした。
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水の無い池を覗き、神武天皇を見上げ、湿原地帯のような木の歩道を歩いて尾鷲辻に着きます。
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大蛇嵓でハイになったテンションがこの頃には落ち着いて疲労感が襲ってきたので、ちょうど良いところにある休憩小屋で白湯休憩をしました。
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冷えた体になんて美味しいことか、、、。味噌汁用に持ってきたお湯ですが、風が強く寒かったため、みそ汁のお湯をバーナーで沸かしている間に冷えちゃうということになり、昼飯みそ汁はただの白湯になりました。
さて、休憩所は日陰になっていた為、長居は無用と日出ヶ岳向けて出発します。幅の広い木の舗装路を登り、途中途中の展望台で休憩しながら景色を楽しみました。
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この登りは振り返るたびに熊野灘方面がきれいに開けてくるので最高ですね。太陽光が海面に反射して、とても神々しくなっていました。
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ビジターセンターへの分岐まで来ると、日出ヶ岳まではもうひと踏ん張りです。
山頂には大きな展望台があり、沢山の人が見えました。しかし展望台へ着いた時は丁度そのあたりに雲がかかっており、風もあって寒そうだったので上へ登るのはやめにして、風のあたらないところで昼休憩がてら晴れるのを待つことにしました。
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今回の山飯は自家製お稲荷さんと太巻き、そして肉巻きの助六三昧です。旦那のザックの中でやや寄ってしまいましたが、味に変わりはありません。少し濃い目の味付けが、白湯とともに冷えて疲れた体に染みわたりました。
昼ご飯を食べていると予想通り、強い風で雲が飛び、見事な大台ケ原の全貌と熊野灘方面の湾が姿を現し、時間が止まったかのような感動的な景色を見せてくれました。
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いやぁ混んでるの覚悟で早起きを頑張ってきてよかったです。後はビジターセンタへ戻るのみ。センターに帰って、お土産屋さんでお決まりのピンバッジを購入。
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食べ損ねたじゃがりこをつまみながら帰路につきました。びっくりしたのは、満車で駐車場に入れなかった路駐の列が、1キロ以上はあろうかのように下の方まで続いていたことです。もはやビジターセンターに行くまでも登山やん、、、。このタイミングからなら入れ違いで駐車場に入れるかもしれませんが、帰る時間が恐ろしく遅くなりそうです。天気の安定度からしても、午前中の登山がいいですね。
では、今回はこの辺で。
ありがとうございました。
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