【九州】一人登山旅 韓国岳編(前編) 

登山

こんにちは、ぽにこです。

今回は九州の山行旅行へ行った時のことをご紹介します。

長くなるので、前編の韓国岳編と、後半の久住山編に分けてご紹介できればと思います。

この山行旅行の要点は以下の通りです。

・ぽにこ一人で九州へ飛びました。

・ただ、山を登って温泉に入った旅行でした。

・一人だととにかく話しかけられました。

・山飯は両日ともホットサンドです。

では、最初の山行、韓国岳編始まります。よろしくお願い致します。

ヤマレコ URL:https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2376941.html

記録ID:2376941

九州の山に登りに行こうと思い立ったのは、新卒から4年務めた仕事を辞めてしばしの休職期間をとっていた時でした。

気持ち的に結構なダメージを負っていて、家にいても「やれたらいいな」ばかりを並べてくすぶっているだけという何とも無生産で辛気臭い時に、ふと、普段は絶対に行けない山に行こうと思い立ちました。東北、九州、北海道などある中で、人と一緒なら観光に行ってしまうから、自分ひとりで自分のためだけの山登りに行こう、そう思ったのです。

日本屈指の温泉どころであり、山がたくさんあり、それが自分一人でも行けそうなレベルであり、行く機会の少ない場所ということで、九州に決まりました。九州へは何度か行ったことがありましたが、山の美しさに惚れるだけで登ったことはなく、ましてや登山に付き合ってくれるようなメンバーではなかったので、これはもう九州しかないと判を押しました。

とすると、やはり気になるのは九州の最高峰です。

屋久島は除いて、久住山がどうやら最高峰の様でした。その高さ1,791m!

どうせ行くならもう一つくらい、、、と欲張り、Google Mapを物色していると、霧島連山が目に入りました。

高千穂連峰の一部ですかね、はじめは高千穂峰を考えたのですが、韓国岳のほうが高く、山頂からの眼下に控える池が魅力的だったので、韓国岳に決定しました。韓国岳は「韓国が見えるほど高い山」という由来だそうです。

さて、登山地図を買い込み、登山リュックを預け、一人飛行機に乗り込み、九州に上陸しました。

付いたのは鹿児島空港です。初めて使いましたね、鹿児島空港。めちゃくちゃ崖の上に建ってる、、、とびっくりしました。

ぽにこは飛行機では窓側に座りたい人間です。離着陸含めずっと窓の外を見ていたい人間です。きちんと窓側を確保しました。

さて、午後の便だったのでチャカチャカと動きます。レンタカーを借りて、霧島温泉へ登山前泊に向かいますが、そのまえに朝ごはんと昼ご飯を調達しなければなりません。ホットサンドをお昼ご飯にする予定だったので、10枚切りの食パンに具材を挟んでおくところまで前日に済ませ、当日は火をつけるだけにしておく作戦です。

霧島温泉郷エリアに入る少し手前に地元スーパーがあり、ありがたく食材の調達ができました。そこで購入したのはサーモン、スライスオニオン、チーズ、食パン、、、その辺だったと思います。あとは朝ご飯用のおにぎりとドリンク、行動食用おやつ、そしてぽにこの血液であるヨーグルト。

ホテルでチェックイン後、部屋でごそごそとサンドイッチの仕込みをし、さあ夜の美味しいものをと出かけました。

狙うは地元民の居酒屋。どうか、入りやすいフレンドリーなお店があってほしい、、、そう思いながらGoogle Mapをたよりに候補のお店に向かいました。

決して広くはないお店です。カウンターに通され、とりあえず自分のめぼしいものとお酒をオーダーして飲んでいましたが、気が付くと店主から常連さん方から質問攻めにあっていました。夏の平日に女の子が一人でこんな店に来たのがとても珍しい、といわれ、とても親切にいろいろなお話を聞かせてもらいました。どうやら店内の韓国岳のきれいな写真は、常連さんが登って趣味のカメラで撮っているそうです。地元民しかできない素敵な山の付き合い方だと感動していると、出るわ出るわ、食べてみて―といろいろなものが出てきました(笑)。どれもおいしかったのですが、どうしても受け入れられなかったのが蜂を漬けたお酒です。

アノ蜂です。ブーーーンの。

いやいやいや、羽浮いてるし。匂いするし。アルコール度数めっちゃ高いやつやし。

さすがに受け付けませんでした。いろいろな意味で。

その後、常連さんらにすぐ近くのスナックに連れられ、ほどほどに楽しみ、沢山のお礼を言って明日のためにお暇させていただきました。

この時のおじちゃんや姉さん方はとってもいい思い出ですね。

さてさて、登山当日。やっと当日です。

「足湯の駅えびの高原」や「えびのエコミュージアムセンター」のあるえびの高原に車を停めました。

早朝すぎて管理人さんがおらず、駐車料金は下山後に支払いましたね。広々した駐車場に、きれいなお手洗いもあり、登山者としてはうれしい施設です。

そこから早速登山道に入ります。たまたまタイミングが良く、下界ではミヤキリシマがやや終わりかけ、山の上半分からは最盛期といった時期でした。ピンクの小さなツツジのような花があちこちに群生しています。

たまに振り返り、広がる景色を確かめながら進んでいきます。涼しげに歩いていた登山道はいつしか植物がくなり、全面ザレ場の歩きにくい火山の山になっていました。

広大な景色を背中に、太陽を遮るものは無く、軽石が埋め尽くすザレ場をひたすら登ります。中々にこれがしんどかった、、、。

しかし山頂につくと大きな感動が待っています。

この韓国岳は火山なのです。なので、山頂につくと火口がはっきり見えました。火口へつながる断崖絶壁は何とも言えない迫力。ロープも策もありません。

少しの恐怖と、大きな興奮と、感動を覚えながらぐるっと火口の淵を周りたかったのですが、そこまでする時間の余裕もなかったので後ろ髪をひかれながら大浪池のほうへまっすぐ、ミヤマキリシマを両側に降りていきました。

ぐるっと大浪池を右手に見ながら歩けるかなと思っていたのですが、ここで大誤算。池のふちは木が生い茂っており、それだけならまだしもものすごい数の羽虫がいたのです。いやはや油断しようものなら口の中に入ってくるわ、汗ばんだ顔にくっついて動けなくなってるわで、もうなんともカオスな状態に。しかも展望はほとんどなし。たまに木の隙間が空いていて池が見えました。もっとずっと見ながら歩きたかったなぁ、、、。すごくきれいなのになぁ。ここだけは心残りです。

タオルでしっかり顔をカバーして虫道を通りぬけ、大浪池の半分を過ぎるとぱたりと虫はいなくなりました。何だったんだ、、、。そこからエコミュージアムへ林道の中を歩きます。お昼ご飯にいい時間になったので、林の中の川縁でホットサンド調理開始です。

駐車場まで持つっちゃ持ったんですが、せっかく作ってきたのに駐車場で火をたくのも嫌だし、どうせなら静かできれいな景色のところで食べたいと、こうなりました。

おいしいものしか入れてないので、不味くなりようがありません。アツアツのチーズとホクホクのサーモン、しゃきしゃきのスライスオニオンがものすごく美味しかったです。

下山後は再び霧島温泉郷に向かい、日帰り温泉で汗を流しました。本来ならばもう一泊この近辺で泊まってゆっくりしたかったのですが、次の久住山が控えていたのでとっとこ移動しました。約3時間車で北上です。実は天気が不安定で、快晴orくもりとなっていたため、もし翌日のほうが天気がよければ、2日目は休息日にして3日目に登ろうと思っていたのでとりあえず移動の必要があったのです。

車内カラオケ大会を開催しながら阿蘇に入りました。

コインランドリーを回しながら、洗濯待ちのわずかな時間で閉園間近の観光牧場へ行き、アイスがどうしても食べたかった!

アイスに飢えたぽにこを憐れんでくれたのか、受付のおじちゃんが「もう1時間もないから、タダで入ってイイヨ」と言ってくれました。なんとも優しいおじちゃんだ事、、、。ありがたく入園させてもらい、アイスとチーズとワインを購入。コインランドリーに戻ってから、、、まで待ちきれず、駐車場でアイスをいただいていました(笑)。めちゃおいしかった。

では、九州山行、韓国岳編はここで終了です。

ありがとうございました。

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