こんにちは、ぽにこです。
今回は、ぽにこ夫婦が育休期間中にリスキリングとして、資格を取得したことをご紹介いたします。
厳密にいえば、ぽにこは産前休業に入ってからになりますが、その期間を含めて、育休期間中に資格取得は可能なのか、という事をご紹介できればと思います。
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夫婦それぞれ資格取得!その経緯は(①ぽにこ自身)
結果から言うと、育休期間中に、ぽにこは「愛玩動物飼養管理士2級」、夫は「簿記2級」を無事取得することができました。
もともとは、産前休業に入る前の夫の一言が始まりです。
「休みに入ったら、空いた時間でなにかするの?」
今どき、風当たりが強くなりそうにも聞こえる一言ですよね(笑)。
でも、その意図としては、日中一人で籠って過ごすのなら、勉強や趣味など気が紛れるものがあってもいいんじゃないか。せっかく日中に時間が取れるのなら、仕事をしている時にはできないことをしてみるのはどうだろう。と、そういう事なのです。
初めてそれを聞いたとき、ぽにこの心境としては「妊婦の不安定な心身状況でそんなことしてられるか!!」となりましたが、冷静になると悪くないな、と思ったのです。
以前、転職中で無職だった時の、ただひたすらに「今日は何して過ごそう、夫は何時に帰ってくるんだろう」と、孤独で無気力な、さみしかった時期を思い出しました。
そこで、今の職とは全く関係のない、いずれ自分の夢である動物関係の仕事に就くための資格として「愛玩動物飼養管理士」を取得することに決めました。
試験の時期は出産後、出産後は忙しいかもしれないけど、出産前にできるだけしっかり勉強しておこう。それならどうにか勉強できるはず!それが申し込む前の最後の決意でした。
愛玩動物飼養管理士については過去記事からご覧ください(①、②、③、④)
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資格試験日までのスケジュール
2月の申し込み後、3月末にテキストが届きました。
出産予定は6月初旬、産前休業に入るのは4月1日からです。
試験は11月下旬です。
とりあえず、出産までの2ヶ月でしっかり詰め込んで、あとはゆっくり補填していくという感じで勉強していこうと、計画しました。
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夫婦それぞれ資格取得!その経緯は(②夫と彼の育児休業について)
ぽにこが資格の勉強を始めると決意し、申し込むことを夫に報告すると、夫自身も「何か勉強しようかな」と言い出しました。
もともと勉強は好きなようで、最近の教養として知っておくべきだと言われている、簿記やFPの勉強をすることにしたようです。
ライフプランニングとしても重要なこれらですが、ぽにこにとっては結構苦手な分野なので、夫がそれを勉強してくれるとは有り難い。
私が産休に入る頃には、FPや簿記のテキストをいろいろと購入していました。
そんな夫についてですが、上司の理解もあり、ありがたいことに3ヶ月の育児休暇を取得できたのです。
育休を取ったとしても、産後1ヶ月はぽにこの実家に居候するし、滋賀に帰った後も四六時中バタバタと忙しいわけではない。べビの昼寝の時間もあるだろうし、特にぽにこの実家にいる期間は、手持無沙汰な時間も少なくないだろう、、、。
そういうことで、その時間を勉強に充てることにしたようです。
勉強時間の確保について(①産前休業中)
勉強時間についてですが、ぽにこは産休中をメインに勉強していました。産まれてからは子どもの世話や、産後のボロボロ状態での勉強が厳しいと思ったためです。
とはいえ、生まれる前もホルモンバランスの影響で眠いし、運動や家事もしなくてはいけない。そして空き時間にずっと勉強できるような、受験生張りの集中力は、ぽにこにはもうありません。
という事で、1日の勉強の量を無理のない程度に決めて、勉強していました。
勉強の内容としては、テキストを読むこと、模擬テスト、ネットに出ている練習問題(4択問題)の3つです。
30分ほどテキストを音読して、いったん勉強は終わり、趣味のことや家事、昼寝をして、余裕があれば追加で勉強していました。
30分しか勉強しないのかい!と言われそうですが、人間の集中力は15分だそうで、30分もすれば「あ~よく勉強した」と達成感にあふれていました(笑)。
1日のノルマを決めると気が楽で取り組みやすいですね。
こんなペースでも、べビが生まれる前には、分厚い2冊のテキストを2周ほど読めました。
勉強時間の確保について(②産後実家帰省中)
そうこうしているうちに、予定より1ヶ月早くにべビが誕生しました。
予定より早くなったものの、予定通り3人でぽにこの実家に移動して、1ヶ月ほど親の手を借りることに。
実家では3食おやつ付き、掃除も洗濯もせず、べビの世話と自分の回復に集中することができました。
そしてべビが寝ていて、自分にも余裕があるときに、テキストを読み直し、たまに問題を解いていました。
生後1か月のべビというのは、想像以上に昼間の睡眠時間が長いものです。3時間おきの夜勤があるものの、日中に昼寝をしながらでもテキストを読む時間は十分とることができました。
夫も、仕事の合間にはベビーベッドの横に定位置を作り、そこでFPや簿記のテキストを常備して勉強していました。
勉強時間の確保について(③夫育休期間中)
6月中旬、べビは生後1か月を過ぎました。そして滋賀に戻ってくると同時くらいに、夫が育児休業に入りました。
夫はぽにこと一緒に、ぽにこの実家へ来ていたものの、実はまだ育児休業には入らず、ぽにこ実家からのリモートワークと、滋賀へ戻って出勤という2重生活をしていました。
予定日より1ヶ月早く、べビは出てきたものの、夫はその最後の1ヶ月で仕事を頼まれたようで、まぁこの期間は実家の助けがあるからという事で、忙しながら2重生活となったのです。
実際、実家の助けがなくなってからの方が、人手というか夫の手が必要だったので、結果としてこれで良かったと思っています。
3人での生活を始めてからは、今までより勉強する時間が少なくなりました。当然です。しかし、そんな中でも勉強時間を確保することはできました。
ぽにこが勉強してたのは、主に朝です。ぽにこは朝しか頭が働きません。
べビが起きて、一通り朝の世話が終わり、朝寝の時間になるとテキストを読んだり模試を解いていました。この時期のべビはまだ体力がなく、1~1時間半程度しか起きてられないそうです。
1日の中で寝る時間が多いので、その分フリーな時間を使うことができました。
夫は夫で、育休に入ってからはFPと簿記の勉強に本腰を入れ、いつのまにか簿記の問題集も解き始めました。
問題集を解き始めてしばらくたった頃、夫が「どうせ勉強しているなら資格取ろうかな」と言い出し、私も賛成したため、8月末の簿記2級の試験に早速申し込みをしたのです。
夫の育休期間は、6月中旬~9月頭までです。
8月末の試験ならば、育休期間中にできるだろうという、やや詰め込み気味のスケジュールになりました。
そして8月末に夫、11月末に私の試験を見据えて、二人で育児と勉強を進めていったのです。
最後の詰め込み
試験が近づくにつれてやっておきたいのが、模擬試験です。
1時間なり、1.5時間なり、過去問などを使って集中して問題を解きたい。そんな時は、お互いに「ちょっと詰め込みするから」などと言って、交互に部屋にこもって勉強しました。
その間、もう片方はべビの相手をしながらできる家事をしていました。
最後の詰め込みとして、集中できる環境があるのはとても大事だと思います。
無事、二人とも取得できました
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試験の時期は異なるものの、無事に二人そろって資格を取ることができました。
それなりに緊張はしましたが、試験会場、試験前の張り詰めた空気、やり切った感、どれも久しぶりでとても楽しかったです。
リスキリングの感想、やってよかった!
さて、産前休業から始まった、ぽにこと夫のリスキリングですが、感想としては取り組んでよかったと思っています。
もちろん、産前産後の不安定な時、産後の忙しい時に「勉強しなきゃいけないのにできない、、、。」とナイーブになってしまうことはありました。
産後は想像以上に集中力が持ちません。もくもくと勉強する夫を見て、焦りもしました。
しかし、勉強する楽しさ、別のことに一生懸命取り組むという事で、休み中の孤独や虚無感にとらわれず、過ごせたと思います。
リスキリングを可能にしたポイント
大きなところは、やはり「夫の育休取得」と「産後の里帰り」だと思います。
そして「休業前の準備」これも重要でした。
①休業前の準備
資格試験の申し込み期限は意外と早いものが多いようで、休業に入る前に、しっかりと調べて試験日や勉強できる期間を逆算して、休業と同時に勉強に入れるようにしておくのが大事だと思います。
ぽにこの場合、申込の期限は4月でしたが、2月に申し込みをしたおかげで、早々にテキストが送られてきたので、休業開始前にテキストが揃いました。
そして休業前に準備ができたために、生まれるまでの期間で無駄なく集中して、勉強に取り組むことができました。
正直、産後からの勉強スタートでは間に合わなかったのではないかと思います。
産後は本当に、総情以上に身体はボロボロ、睡眠不足に、ホルモンバランスやらなんやらで集中力はミジンコ程度です(笑)。産前が勝負だと思いました。
②産後の里帰り
実家のサポートを受けて、ゆったり生活ができたために、子育てにも余裕ができ、心身ともに回復できました。
眠い時には寝て、上げ膳据え膳の食事に、サポート付きの育児、気分がいい時にはテキストを読む。そんな、実家に甘え切った、普段ではありえない生活を送っていました。
ただでさえ不安しかない育児です。受けれるサポートは、何でも受けたらよいとぽにこは思うのです。
③夫の育休取得
やはり夫の育休取得は大きなところです。
レベル0から始まる育児に、夫婦そろってスタートラインに立つものの、母親ばかりがレベルアップするという状況はいただけない、、、。
そう考えて、夫は産後早々に寄り添ってくれる生活を選んでくれました。
授乳の悩みや、寝不足のつらさ、理由のわからない大泣きなどを共有できることは、夫婦にとってとても良いものでした。
そして育児という忙しい状況の中で、お互いに、お互いの勉強時間を尊重して、相手が集中できる環境を作ることができました。
ぽにこの試験前は、夫が職場復帰した後でしたが、週末に集中できる時間をしっかりとってもらい、最後の追い込みをしていました。その時に改めて感じたのは、日中のワンオペの時に勉強など、とてもじゃないけど不可能だという事です。
夜、子どもが寝た後にできるじゃないかという方もいるでしょうが、とてもそんなことは不可能です。
日中、育児をしながら人間的な生活を送るだけで、21時には体力0になります。
それに、月齢が上がるにつれて、べビの睡眠時間は減ります。
徐々に昼夜の区別がつくようになり、日中に起きている時間が増えるという事は、相手をしなければいけない時間が増えるという事で、、、。
つまりはどんどん自分の時間が無くなるのです。
夫の育休取得がなければ、勉強を続けることは不可能だったでしょう。
無理と決めつけずに、やってみるのは悪くないはず
ぽにこは、たまたま運が良かっただけかもしれません。
ありがたいことに周りのサポートを受けることができて、ありがたいことに母子ともに産後も良好で、大きな問題もなく、ありがたいことにちょうど良い時期に試験があった。
そんなたまたまが重なっただけかもしれません。
そんなにうまくいくもんか、と言われてしまうかもしれません。
しかし、やりたいことがあるのなら調べるだけでも、ダメ元で申し込んでみるだけでも価値があると思います。
やりたいことがないのなら、探してみるだけでもいいと思います。
簡単ではありませんでしたが、忙しいなりに育休中に、リスキリングをしてとても良かったと、ぽにこは感じました。
孤独な育休期間を過ごすのが辛いなぁ、と心配するのであればぜひ検討してもよいのではないでしょうか。
では、長くなりましたがここで終わります。
ありがとうございました。
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